医療 × IT Techzap Vol.4


 

③ 禁煙問題

喫煙は、医療者が日頃から直面する、悩ましい問題です。

 

 

急性心筋梗塞でカテーテル治療をしたのに、喫煙を続けて再発を繰り返す方。

慢性閉塞性肺疾患で呼吸が苦しいのに、喫煙を続けて、歩けなくなる方。

自分もしくは自分の子供が喘息なのに、喫煙を続ける方。

喫煙を続けた結果、がんになる方。

 

 

喫煙は間違いなく、体に毒です。

発癌物質とわかっているのに、国が禁止にしない理由が、意味わかりません。

医療者は、なんとか喫煙者の健康を保つために、毎回禁煙を促しております。

しかし、禁煙までたどり着ける方は、限られたごく一部の人でしょう。

 

 

ストレスが多くてやめられません。

タバコをやめたら、楽しみがなくなってしまう!

徐々に減らしてはいるんだよ。やめようと思えば、いつでもやめれると思ってます。

周りが吸っているから、つられて吸っちゃうんだよな。

 

 

喫煙者にも様々な事情があるようですが

やはり、タバコを吸っている患者さんを担当すると

どうにかしたいと思ってしまうのが医療者の性でしょう。

そして多くの場合、喫煙を止めることができず、無力感に苛まれます。

 

 

アドラー心理学で「他者の課題」という概念があります。

その課題が、最終的に誰に影響を及ぼすのか。自分なのか相手なのか?

もしそれが相手の場合、その課題に土足で立ち入ってはいけないというのです。

課題を自分の問題と分離し、その相手の課題を認め、尊重しなければならないと。

 

 

 

 

身近な例を挙げると、

親が子供に、「遊ぶのをやめて勉強しなさい!

上司が部下に、「もっと真面目に仕事しなさい!

というのは、他者の課題に土足で踏み込んでいることになります。

 

 

「ストレスが多くて大変ですよね、喫煙は難しいと思います。

ですが、もしあなたに禁煙する意思があったり、どうにかしたいと願っているのであれば

私たちは全力で支えますので、いつでも相談してください。禁煙外来も紹介しますよ。」

これが他者の課題を尊重した、診察室での対応です。

 

 

これでいいのでしょうか?

喫煙で患者さんが例えばガンになったとしても

それがその人の人生だ、生き様だと医療者が尊重し、1歩距離を置く姿勢は

正しいことでしょうか?

 

 

喫煙者には5つのステージがあります。

無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期

無関心期の喫煙者には、何を言っても無駄と

言われております。

 

 

 

ほんとうでしょうか?

誰が無駄だと決めたのでしょうか?

 

 

喫煙者がタバコをやめるきっかけが

大病を患って初めて、辞めるのではなく

なんとか、患う前に辞めるきっかけを作りたいと願っております。

 

 

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